通常の手術の場合、家族は病気のペットを動物病院に預けてそのまま自宅待機となることが多いです。そういう時は、近くに愛するペットがいないどんな状況になっているのか全くわからず、気が気でないと思います。もし万が一ペットが手術中に問題が起こったとしたら、呼び出されて病院に到着するまでの間に亡くなってしまう可能性だってあります。せめて死に目に遭いたかったといっても、もうその時間は戻ってきません。問題なく手術が終わっても、預けて引き取りに行くだけでは、どのくらい時間がかかっていたかやどんな状況だったのか全くわかりません。術後に説明を受けてもすんなりと理解できるとは限りません。

人間の手術などでは、家族は手術室の前や近くの待機室で待っていることが多いと思います。もちろん心配は同じですが、近くにいるのといないのとでは安心感が違います。

私は、この問題を解消しました。

手術になった場合、ご家族にも病院内で待っていただきます。ご希望や必要があれば手術に立ち会ってもらうこともあります。

その場で説明を受けると、具体的な状況もわかり、納得できると思うからです。目の前でどのような複雑な手術を受けているかも見ることができるのは大きなメリットだと思います。

​通常は、診察を受けて状態を確認して見積もりを出してもらいます。そして、実際の手術中に病変の進行具合や想定外の状況になっていた場合、追加料金について相談されることもあるのではないでしょうか。あたかも機械や車の修理見積もりのように。

さらに、難易度の高い手術は、大学病院や高度医療を行う二次診療施設に紹介されることになります。すると、施設設備や従業員数の多いそのような病院で手術を行う場合、基本的に高額の見積もりになるのは目に見えています。

そのような、料金の悩みをなくすために、当院では当初の見積もりを出したなら、手術当日の病状の変化やその病気にまつわる想定外の問題がおこっていたとしても、その事前見積もりから増額することなく同じ見積もり金額のまま行う「完全見積もり遵守制」を採用しています。

また、必然的に高額請求される二次医療施設とは異なり、難易度の高い手術でもアメリカで外科の認定を受けた技術を駆使して、施設やスタッフなど余分なコストをカットして比較的低価格で行うことが可能です。

​どのような手術でもまずは一度お気軽にご相談してください。

通常大変な手術をした後は、動物病院に入院させられて管理されることが多いです。その場合、当然ながら動物は慣れない環境の狭いケージの中で閉じ込められるために大きなストレスがかかってきます。なぜそのような環境が必要かというと、術後の体調管理もそうですが、手術をした獣医師側の安心のためもあるのです。つまり、手術中には少なからず出血があったり、術式によっては麻酔時間が長くなり、覚醒が遅くなることがあるために、そのまま入院させてしっかり覚醒するまで管理することになります。手術を行った獣医師も自分の手術の後に問題がおこっていないか心配ですので入院していると安心だからです。

でもそれは病院側の都合です。実際に心配している獣医師は他の仕事で手がいっぱいで結局その後の管理は看護師などのスタッフが見ることになります。しかし、逆にペットの家族は、入院中にどんな様子なのか目に見えないため、心配でいてもたってもいられないはずです。

当院では、２５年以上の実績とアメリカで学んできた手術技術で、出血を最小限にして、手術時間をできるだけ短時間に抑えることで、全身麻酔の時間も短縮することが可能です。例えばガンのために断脚をした場合でも、日帰りで３本足で歩いて帰れるほどです。

​その他多くの手術が麻酔後の問題を減らせるために、日帰りで可能になります。なので、術後はペットが一番安心できるご家族のもとで速やかに回復していくという、ストレスの少ない管理を推奨しております。

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