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Masahiro Seki

肥満細胞腫


犬肥満細胞腫の術前
肥満細胞腫の術前写真

耳介の外側に肥満細胞腫という皮膚癌が他院にて発見されました。そこでは、耳介ごと全部切除するか大学病院を勧められましたが、セカンドオピニオンとして当院に相談されました。相談の上、耳介を温存しながら切除して、皮膚の形成手術を併用することになりました。

肥満細胞腫は腫瘍が小さくてもマージンをしっかりとって切除する必要がある腫瘍です。

今回は、腫瘍と共に大きく皮膚を切除する必要があったため、普通には縫合できず、頭の上の皮膚を切開してその組織をずらして失われた部分に縫合する皮膚転移手術を併用しました。

無事に癌を取った場所も縫合され順調に回復しました。

病理検査の結果も腫瘍は完全切除できているとのことでした。ただこの腫瘍は再発リスクも高い腫瘍なので、今後再発してこないか注意深い経過観察が必要となります。



犬肥満細胞腫の術後
肥満細胞腫の術後写真

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